2009年11月16日

TBH2009 東京オフU 告知

TBH 〜 夢の架け橋 〜 2009 東京オフ会U開催決定!

毎回言っておりますが飼育経験の浅い方もベテランの方も楽しく過ごそうと言う会です。

皆さん、是非とも参加下さい!


日     程 : 11月28日(土)
シンポジウム : 時間:13:30〜16:50
           参加費用:未定(1000円未満です)
           場所:東京都大田区産業プラザPIO内C会議室

           講演者:AtoZさん、電気虫さん、TOTORO

一次会懇親会: 時間:17:30〜19:30
           場所:居食屋『和民』JR蒲田駅東口店
           参加費用:3500円(懇親会から参加の方は3600円)

※余品交換会:ここで、自己紹介の後、余品交換会を実施します。

二次会懇親会: 時間:19:30〜21:30
           場所:居食屋『和民』JR蒲田駅東口店
           (一次会と同じ場所です)
           参加費用:1200円(料理なしです)

定員:30名

参加希望の方は↓まで御連絡下さい

tokyo-totoro@nifty.com
posted by みすてぃっく at 00:32| Comment(2) | TrackBack(0) | オフ会・イベント

2009年09月13日

実験、実験〜


1つ前の記事もそうですが、こそ〜っと更新しております。w
元気でやっております、仕事が忙しくてアレですが。

クワガタの親が、産卵した卵に有用な微生物を塗りつけ微生物を継承することにより、幼虫の腸内環境や生息環境を整えているという説があります。

これは以前から疑問でした。
クワガタやカブトなどは、親と幼虫では食性がまったく違うのに、親の体内に幼虫にとって有用な微生物などいるわけが無いはず。
仮に親の体内にその手の微生物がいたとしても、産卵場所に既に微生物が存在(存在する所に産んでいるんですが)していて、そちらの微生物に適した環境であれば、親が微生物を塗りつけた卵を産卵したところでその微生物が有用と言えるほどに役には立たないだろうし、場合によっては周りの微生物に負けて淘汰されるんじゃないだろうかと。
そもそも、幼虫が成長できる環境を選んで産卵しているのに、わざわざそんなことする必要も無いはず。

親や仲間が生まれた子供の世話をするシロアリなどでは微生物の継承があると知られてますし、哺乳類では初乳により親の免疫を受け継ぐなどの話から類推したのではないかと思います。

おます♂さんともオフ会(の呑みの席)でお話したのですが
「微生物の事をちょっと調べれば、クワガタではありえない、としか思えない」
と意見が一致した話でもあります。

実験してみれば分かるだろうと思っていたのですが・・・
なにしろ前の記事で書いたように虫がほとんどいません。(^^;


と、そんな私に朗報が!
(と言っても8月初旬の頃の話ですけどもw)

知り合いが子供と一緒に旅行先でクワガタを採集してきて、子供が産卵させて幼虫から育てたいと言い出したとか。
ただ、その知り合いは虫にはほとんど興味が無く、あまりやる気も無い。w
つまり、産卵セットを組んで、幼虫を採ってくれないかとのお願いがあったわけです。

たくさん産んだら実験していい&失敗しても文句言わないなら、やってもいいよと返事をしたら、すぐに持ってきました。
私がとんでもない殺虫野郎で、ここ最近のセットに至っては壊滅状態だと言うことも知らないで。w

まぁ、それはともかく虫を持ってきたわけです。
ゴチャッと全部が一緒に入った大き目の飼育ケースを。w

う〜む・・・

・・・メスの種類がわからない・・・il||li_| ̄|○il||l

こんな私でもオスなら何とか種類も分かるんですが、メスになると非常に怪しいです。
特に日本産の虫にあまり興味が無くて飼育経験も少ないのでノコくらいしか分からん。w


まぁ、なんとか判別してペアにしました。
(一般的には勘だけでの判別は「判別」とは言いません。w)
コクワ(らしきもの)2ペアとノコ1ペアの3セットができました。

どうせ大失敗だろうwなんて思ってましたが、なんでしょうねぇ・・・

あっさり成功しました。(^^;

人様の虫だから慎重になってたのか、もしくは実験したいがために必死だったのか、成功してしまうとは。
と言っても、あんまり気合入れてセット組んでないんですけどねぇ。
ここ最近の全セット壊滅状態が嘘のようです。(^^;

コクワ(らしきもの)1ペアから、卵16個と幼虫3頭ゲット。
もう一つのコクワ(らしきもの)のペアは・・・オスメス種類が違ったかもw・・・メスがもぐったままお星様になってました。
ノコは卵4個と幼虫7頭ゲット。

欲しかったのは卵ですので、コクワ(らしきもの)から採れた卵で実験開始です。
その実験内容とは・・・

卵を消毒用エタノールに漬けて殺菌しちゃる!です。
漬けるのはごく短時間で間隔を空けて数回です。
エタノールそのものが与える影響もありそうですし、気化熱による温度低下とかも考えて、手早くやらねばなりませんが・・・
それにしても乱暴な実験ですね。(^^;

卵16個の内14個を殺菌しました。
エタノールに漬けすぎたのか、無精卵だったのかわかりませんが14個の内5個は孵化しませんでした。
消毒しなかった卵も1個孵化しませんでしたので、確率から言えばエタノールのせいとも言いきれません。
(逆に1個孵化してくれて安心、下手したら成長具合の比較できないとこだったw)

幼虫の成長具合ですが、特に変わった点はありません。目立った違いが無くて非常につまらないです。
心なしかエタノールで消毒した卵から孵化した方が成長具合が良い様に見えるくらいですが、それは贔屓目かも。w

まぁ、もう少し様子を見ないと断言できないとは思いますが普通に成長してますので、思ってたとおり微生物の継承なんて無いみたいです。

実は違いが無さ過ぎて飽きたので、持ち主に早く返そうかと・・・。w
posted by みすてぃっく at 15:19| Comment(3) | TrackBack(0) | お勉強

やめてませんよw

オフ会などで知り合った方々が飼育をやめてしまったり、飼育は続けていてもHPやブログを閉じてしまったりしている最中・・・

ブログの更新も停滞しまくりで、一部では飼育をやめちゃったんじゃないかと言われる私。w
とある某氏には「今、虫おるんか?」とまで言われる始末。(^^;

やめたつもりはございません!

ん〜、でも今はほとんど虫いません。
と言うか確実に全滅するのを待ってます。(^^;

仕事がめちゃめちゃ忙しくて、成虫のお世話も「すぐに死なない程度」の餌交換しかできない状態でしたので、産卵セットも「とりあえず適当に組んだだけ」の仕様・・・
その結果、今まで何代か続いていた虫ですら産まない、産んでも2〜3個で雌雄偏りまくりって結果で、どうしようもない状態になりました。(^^;

こんな私でも一応、仕事の方が優先なので致し方ない状況とお察し下さい。
とは言いつつプレなどで頂いた虫もどれもまったく産卵せず、せっかくの御好意なのに申し訳ございません。


で、現状ですが、成虫がまだ数匹残っております。
種もバラバラで、オスだけメスだけとかで、セットすら組めない状態のですけどね。
普通に購入するよりも送料の方が高いような虫ですから、プレに出すほどでもありませんし、サイズに興味の無い私ですので大きいわけでもありません。どっちかと言えば小さく生まれちゃった方ですし。w
で、これらが自然にお星様になるのを待っています。


この秋に温室作り直して一から再開する予定です。


今の温室は、窓にとりつけるエアコンを利用してて熱を家の外に出すために窓際に設置してたんです。
隣家があって直射日光がまったく入らなかったのですが、温室を作った翌年にその隣家が取り壊されてしまい、今では西日の直射日光が一年中入り、午後になると温室の中は温度が上がり気味。w

隣家がなくなっただけで手痛いダメージを受ける温室。w
窓にピタッとくっつけて作っちゃったからなぁ・・・色々工夫してみたものの、根本的解決にはならず・・・。


虫も減っていることだし、いい機会なので、温室を作り直そうという決意に至ったわけです。



ちなみに今、アリも飼ってます。普通にその辺にいるクロヤマアリですけど。
子供の夏休みの自由研究のために飼育をしてたんですよ。
まだ女王アリと働きアリ15匹くらい、幼虫と繭が20〜30くらいの小さなコロニーです。
エサを少しやるだけで手間もかからないのでそのまま飼育してます。ちょっと面白いっす。
posted by みすてぃっく at 12:10| Comment(2) | TrackBack(0) | クワ・カブ飼育

2009年07月05日

TBH2009 First 無事(?)終了

土曜日に TEAM BREEDING HEARTS 2009 東京オフ会1 が開催されました。

毎回参加されている方が御仕事などの都合で参加できなかったりして、今回の参加人数は20名強でしたが、かなり楽しかったです。

しかし何故か今回の私は講演者…超緊張してたんです。
先月中旬にTOTOROさんに急に講演しろと言われまして。
仕事が忙しかったせいもあり、前々日まで講演内容をまとめる作業に着手できず。

とりあえずは木・金と仕事をそっちのけで、何とか着手しましたが途中で飽きてきて「これでいいや」とか思って作り終えたものの、やっぱり気になって前日の(と言うか当日の)午前3時までまとめてました。

んで、当日の講演ですが・・・予想以上の時間オーバーw
と言うわけで、中途半端な所で終わってしまいました。(^^;
もう少しきちんとまとめておけば良かったなぁ…。 
まぁ、とりあえず無事に終わったということで。

んで、懇親会〜二次回、ついでに三次会〜四次会まで参加。w
疲れましたけど、楽しかったです。

御参加頂きました皆様お疲れ様でした。
実行委員の皆様、今回はほとんど仕事せずで申し訳ないです。

詳しいオフレポの内容はどなたかが書いてくださるんじゃないかと…。(^^;

posted by みすてぃっく at 21:39| Comment(8) | TrackBack(0) | オフ会・イベント

2009年05月31日

TBH2009 東京オフT 告知

TBH 〜 夢の架け橋 〜 2009 東京オフ会Tが開催決定です。

飼育経験の浅い方もベテランの方も楽しく過ごそうと言う会です。
参加御希望の方は下記をよく読んで御申し込み願います。

日  程: 7月4日(土)

<シンポジウム>
  時間      : 13:30〜16:50
    参加費用  : 500円予定
    場所      : 東京都大田区産業プラザPIO内6FのC会議室
                  京急本線蒲田駅東口から徒歩3分、
                 (東口に降りて、川崎方面(右)へ向かい、
                  京浜急行空港線の踏切を渡って一つ目の信号の
                  国道を渡った所になります。)

        ※シンポジウムではアルコールは出しません。

講演内容:@「講演内容未定」 イシさん
              A「講演内容未定」 TOTORO
          B「コバエ対策としての食虫植物栽培」おます♂さん

 
<一次会懇親会>

  時間          : 17:30〜19:30
    場所          : 居食屋「和民」JR蒲田東口店
   会費          : 3500円(懇親会から参加の方は+100円)
   余品交換会 : ここで自己紹介後、余品交換会実施予定


<二次会懇親会>
  場所         :一次会会場と同じ
  時間         :19:30〜21:30
  会費         :1200円(料理は無しです。)


<余品交換会>
    
  余っている余品があればご提供下さい。
    協賛して頂ける方は6月27日(土)までに下記のメールへ
    詳細をお知らせ下さい。
    @生体名A産地B累代C頭数
    tokyo-totoro@nifty.com
  ※必須ではありません。無くても結構です。   

宿泊場所:当日宿泊を予定している方は↓が安いです。
          朝食無料で7140円 
            http://kamata.randb.jp/
   ご存知と思いますが、蒲田の週末のネットカフェは常に
   満室状態です。前々回のTBHで、ネットカフェにて仮眠を
   考えてる方がご苦労されました。
   遠方からお越しの方は事前の宿泊予約を強くお勧めします。

参加表明方法:以下の参加希望パターンを記載し
                  メールにてお申し込み下さい。
 
  参加希望パターン
  @   シンポジウム+一次会懇親会+二次会懇親会
  A   シンポジウム+一次会懇親会
  B   一次会懇親会+二次会懇親会
  C   シンポジウムのみ
  D   一次会懇親会
  E   二次会懇親会

ご参加ご希望の方は↓までご応募下さい。
                tokyo-totoro@nifty.com 
posted by みすてぃっく at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | オフ会・イベント

2009年05月25日

幼虫が食べるのは? その2


専門家ではありませんので、調べた資料が古かったり、間違えて理解していたりとか普通にあるのであせあせ(飛び散る汗)、安易に信用しないで下さい。w
もし間違いがあったら教えて頂けると嬉しいです。(超他力本願モード)

今回はいつも以上に推測の部分が多いです。w
とある研究者の方も仰っているのですが、クワ飼育の市場は小さく、十分な利益に繋がるものではないので、あまり研究されていないそうです。

木材だけに限らず様々な動植物の死骸が食物連鎖を通して動植物の糧となるように、自然の中での多くの生物はその生存バランスが大幅に崩れない限りにおいて、意識せずとも他の生物との有用な関連を必ず持っていると考えられます。

勝手な解釈かも知れませんが、人間以外の生物の営みに無駄なものなど無い、と思います。
自然界の生存バランスは何かが突出してしまえば、それを抑える働きが出ます。
物凄く大雑把に言えば、特定生物Aが異常繁殖した場合、それを捕食する生物Bも増えるため徐々に生物Aは減っていきます。その後、餌となる生物Aが減ったため生物Bも減っていきます。最終的には生物AもBもバランスが取れるところで落ち着く事になります。
ただ、ここに人間が関与するとバランスが取れなくなり、それ以外の生物のバランスまで崩しかねません。

まず、クワ幼虫が多くいる朽木、これは木質が完全に分解されていない分解途中の状態です。
幼虫は朽木を食い進み、糞として細かくなったオガを作り出します。菌の培地となる面積が多い方が増殖するのに適した状態なので、細かいオガとなった方が菌の絶対数も増えます。このようにして幼虫自身が菌を培養していると考えられます。
更に、幼虫の糞の中には細かくなったオガと一緒に生きたままの菌も多く含まれています。
つまり、より多くの菌を繁殖させるため、菌の棲息に適した細かいオガを作り、そこに菌を付着させて排出していると考えられます。これが人間の言うところの共生であると思われます。
菌による木質の分解と言うのは非常に遅いと書きましたが、クワ幼虫がいる朽木の分解は幼虫がいない物と比べ若干早くなります。
朽木と言ういわゆる植物の死骸にクワ幼虫が住むと、より早く分解するために細かく粉砕された上、御丁寧に菌まで植えつけているのですから分解は早くなるわけです。分解されたものは植物の成長に必要な肥料分として利用されますので、クワのいる森林ではその森林の再生スピードが上がるのも頷けます。

幼虫は菌もしくは菌の死骸を食べていると考えたとして、ではマット自体には何の意味も無いんだろうかという疑問が出てきます。
大胆に言えば朽木ではなく、ある程度大きな動物の死骸などに居ついた方が窒素分の供給元としては良いわけです。勿論ある程度大きな動物の死骸を食べる虫も別にいるわけです。そういった虫に甲虫類もいたと思います。
長い年月をかけての生存競争があり自然淘汰を繰り返し、現時点でのバランスになっているはずであると考えると、クワ幼虫がマットと言うか木質に棲息する理由があるのではないかと思われます。

長い前置きになりました。w
木質を主体とした環境に棲息する理由は木質自体からも成長の為の何らかの成分を摂取しているのではないだろうかと思います。木質に窒素分は僅かにしか存在しないことから窒素分は菌を摂取しているのではないだろうかと考えたわけで、それ以外に摂取するものとして考えられるのは木質に一番多い炭素分かと思われます。
この辺りからバイオマス関係の資料ばっかり参照してます。

木質の炭素分の主たるものは多糖類のヘミセルロースやセルロースという炭水化物です。リグニンは今ひとつ正体が良く分かりませんが炭素を主体とした複雑な重合体なので、ここでは触れません。
炭水化物は糖類と呼ばれるものだけを抜き出してみても、単糖類、二糖類、三糖類、四糖類、その他少糖類、多糖類などがあります。
単糖類というのは糖類の最小構成単位です。二糖類は単糖2分子がグリコシド結合により1分子となったもの、三糖類は単糖3分子が、四糖類は単糖4分子が、それぞれグリコシド結合により1分子となった糖類のことです。三糖類〜その他少糖類をオリゴ糖とも呼びます。
多糖類というのは多数の単糖がグリコシド結合で多数重合した糖の事です。

意味が分からないですねぇ。私も十数年前に化学やってましたけど今となってはさっぱり分かりません。(^^;
正解とは言えませんが大雑把に言っちゃいますと、グリコシド結合とは単糖類の分子が他の有機化合物と結合することと考えていいと思います。

身近にあるものや耳にした事があるもので言えば、果糖やブドウ糖は単糖類、砂糖(スクロース)やトレハロースは二糖類、三糖類や四糖類などは馴染みの無い名前ばかりなので省略するとしてw、ガラクトオリゴ糖(あまり馴染みないか)はその他少糖類、セルロースやヘミセルロース、グリコーゲン、デンプンなどは多糖類に分類されます。

ブドウ糖は水に溶けます(可溶性)が、セルロースやヘミセルロースは水には溶けません(不溶性)。
水には溶けないですが水を吸着しやすい性質を持っています。つまり保水には適していると言うことで、幼虫の水分補給には適していると考えられます。

ヘミセルロースやセルロースが菌により分解されるというのはどういう事かと言うと、菌がヘミセルラーゼやセルラーゼという酵素を作り出し、少ない糖分子で構成された糖類に変化させます。
クワ幼虫もこの辺りの糖類を摂取していると考えられます。

なかなか資料が見つからないのですが農学の方のバイオマス関連の研究論文として、カブトムシ幼虫の腸内細菌に関しての資料があります。
クワ幼虫にそのまま当てはめていいのかは分かりませんが興味深いものです。
カブトムシの幼虫腸内はpH10前後のアルカリ性であり、ヘミセルロースの主成分(ヘミセルロースは植物中のセルロースを除く不溶性多糖類の総称)であるキシランを分解するためのキシラナーゼ、キシロシダーゼという酵素を分泌して単糖類のキシロースへと変えるバチルス属の細菌(好気性)が多く見つかるそうです。ちなみに微生物に由来するキシラナーゼの反応に適しているのは酸性〜中性なのが普通で、アルカリ性で適した反応を起こすキシラナーゼって少ないらしいです。
これらの事から炭素分としてはヘミセルロースから作られたキシロースも利用している可能性が高いのではないかと思います。
クワ幼虫でも、もしかしたらこの辺りは同じなのかも知れません。
ちなみにキシロースはキシリトールの原料でもあります。

ではセルロースが分解されたものは利用していないのか。
セルロースはグルコース(ブドウ糖)がグリコシド結合したもので、セルラーゼという酵素により分解されるとセロビオースという二糖類になります。
同じ二糖類であるトレハロースを溶かした水でマットに加水すると言うのは意味が無い事もなさそうです。
セルラーゼは糸状菌が多く分泌するようで、これらの菌の中にはセルロースを単糖まで分解する酵素を分泌するものもいるそうです。しかも土壌中に普通に存在する菌です。
で、実際にこれが幼虫に利用されているかというと…資料が無いので分かりません。w

さて、ここまでで、色々な酵素が出てきました。
分解するために酵素を菌が分泌すると言うことですが、酵素って何でしょう?
実は酵素ってタンパク質です。つまり窒素分が含まれております。
菌の中には必要以上に酵素を分泌するものもおり、余剰となった酵素は窒素分として他の生物に利用されることがあります。

幼虫が腸の中に菌を飼っていれば、マットを食べるとそのマットのヘミセルロースやセルロースを分解しようとする腸内細菌によって常に酵素が分泌されます。分解は非常に遅いですが多少は分解されて糖類という炭素分を摂取できるとともに、余剰分の酵素を窒素分として利用できるのではないでしょうか。
腸内だけでなくマットに生息している菌が分泌している酵素もマットと一緒に取り込んで利用できると思います。

また、分解の遅い木質であればこそ、ある程度の長期間にわたり常に菌を存在させることが出来ますので、長期の餌の供給源としても適しているのではないかと考えられます。
posted by みすてぃっく at 00:02| Comment(6) | TrackBack(0) | お勉強

2009年05月20日

幼虫が食べるのは?

この「お勉強」カテゴリは調べた内容を書いておく場所です。 

専門家ではありませんので、調べた資料が古かったり、間違えて理解していたりとか普通にあるのであせあせ(飛び散る汗)、安易に信用しないで下さい。w
もし間違いがあったら教えて頂けると嬉しいです。(超他力本願モード)

  
こそ〜っと書いとこ。w


とある飼育経験も知識も豊富な方が
「幼虫はマットを食べているんじゃない!菌を食べているんだ!」
と仰っていたそうです。

私も同意見です。
敢えて言うならば
「マットにびっしりついている菌と菌の死骸を食べているんだ!」
と言っていいのではないかと思っています。
全部のクワ幼虫がそうだとは言えないですが…少なくともノコの仲間の殆どはそうじゃないかなぁと。w

疑問に思っていたんです。
醗酵マットって、作り方が堆肥と同じじゃないかと。
普通は堆肥と言うと、植物の葉や動物の糞なども使われますが、堆肥の中には木質(オガ)で作るものもあります。
ただ木質主成分の堆肥ってあまり見かけることが無く、まったくと言っていいほどメジャーではありません。
その理由ですが、木質は堆肥化が終わるのに非常に時間がかかるから、です。
堆肥として使えるようになる=菌によって腐食がほぼ完了する、のに早くても半年ほどかかります。

醗酵マットの作り方から考えてみます。
勿論、オガが必要です。水も。
添加剤として小麦粉やフスマを入れるのがメジャーですね。
更に醗酵を促進するために最初に僅かな糖分(トレハロースやブドウ糖)を入れるという方もいます。

種により多少異なりますが木質の主成分って、炭素50%、水素5%、残りはほぼ酸素で構成されていて窒素分はほとんどありません。
動物の体を構成するために多く必要なはずの窒素分が圧倒的に足りないわけです。
醗酵させてみたところで木質の炭素や水素、酸素が窒素に変化するわけではありません。
菌が棲息したり増殖したりすれば、その菌の体内に窒素分があるわけです。

炭素率という言葉があります。C/N比とも言います。
細かい話は省きますがw、炭素率が高い有機物は菌による分解が進みにくく、逆に低いと過剰な窒素分がアンモニアガスになって悪臭がします。それどころか腐敗するかも。
このC/N比を適度なものにするために窒素分を含んだ添加物を加えてやると醗酵がスムーズに進むようになります。
そういう意味で小麦粉やフスマなどの添加は意味のある事だと思います。決してそのものが幼虫の餌になると言うわけではありません…全く無いとも言い切れませんが。(^^;
でも、実は小麦粉で一番多いのは炭素なんですけどね。窒素は思ったほどなくて15%くらいですけどね。
それじゃ添加してもC/N比はあまり変化がないのでは?と思われるかもしれませんが、実はここがミソです。
木質の炭素分はセルロースやヘミセルロースで、これらが実際に分解されるのはまだ先の話です。小麦粉の炭素分の方が菌にとっては遥かに分解し易いものですので、こっちが先に分解されます。
つまり小麦粉なども醗酵を促進するために利用されると考えた方がいいと思います。勿論それだけでなくて他のビタミンなどの成分も添加するという意味合いはあるとは思いますが。

寒い時期には暖めたりなどもあるかと思いますが、醗酵に必要な条件が整うと実際に醗酵が始まるわけです。
醗酵が始まるといわゆる醗酵熱により60度くらいまで簡単に温度が上がります。
堆肥の場合もこれは同じです。醗酵熱が出ると分解が始まった、と思われると思います。

では、実際に分解がどのように進んでいるかというと…
醗酵熱が出てきた頃と言うのは、実は木質は殆ど分解されていません。
実際にこの時期に分解されているのは添加剤に含まれている蛋白質、糖質、それとオガに微量ながらも最初から含まれていた同成分です。
これらは好気性の糸状菌及び細菌によって分解されているのですが、これらの呼吸熱により温度が上昇します。
その間にも、より高熱に耐えられる菌に順次入れ替わっていっています。
この時期に甘い香りが漂うのは、糖質などが分解されてアルコールになるからです。
醗酵熱が頂点になってくる頃には一般的な分解を行なう菌は活動できなくなってきて死にはじめます。すると好気性の高熱を好む放線菌が増えてきて木質のヘミセルロースの分解を始めるようになります。ヘミセルロースが分解されますのでセルロースがむき出しになるのですが、酸素も消費されておりますので嫌気性部分になります。するとここに偏性嫌気性の細菌が繁殖し少しずつセルロースの分解を始めるようになります。
醗酵熱がおさまってくると、やっとリグニンを分解する菌が働き出します。
その後はその温度に適した、ヘミセルロース、セルロース、リグニンを分解する菌が微妙な勢力バランスを保つようになります。劇的な環境変化がない限り、大体この後ずっと同じ状況が続きます。
この辺りでマットとしては醗酵終了とされています。

この時点で木質のセルロースはどれくらい分解されているかというと実は5%にも満たないんです。ヘミセルロースも同じくらいでリグニンに至ってはもっと僅かです。
好条件であれば半年待つと10%程度まで分解されます。醗酵させる為の条件下にあっても木質はこれほどまでに分解されにくいんです。

堆肥としてならば、完熟を目指さねばロクに使い物にならないわけで、ここにメジャーではない理由の一端があります。あくまでも一端です。他にも理由があるんですけど。

こう考えると、醗酵マットってのは堆肥化進行中であると思われます。堆肥化が終了直前くらいになるとカブトくらいにしか使えないかと思いますが。
堆肥化進行中って事はつまり木質を分解する菌が棲息している状態です。

ここで菌糸を考えてみると、未醗酵オガに白色腐朽菌である担子菌(キノコ)の種菌を植え付けて菌糸を回します。
いきなり担子菌なんですよね…ヘミセルロースを分解することは無いですよね(?)。
ヒラタケなどはセルロースとリグニンを分解するようです。
ただ、これも分解能力としては決して早くありません、遅いです。
菌糸瓶に詰めて菌糸が回ってくると分解されたと思いがちですが、ほとんど分解などされてません。
分解能力はマットを作る時に活躍する菌とさほど変わりません。

菌自体には微生物ですからその体を構成する成分として窒素分が含まれています。もちろん菌は世代交代が驚くほど早いですから生息している所には多くの菌の死骸もあるわけです。窒素分が増える理由はこれが一番大きいと思います。

こういった菌の細胞壁にはキチン質が豊富に含まれています。
多くの生物の体にキチン質は含まれていますが、甲虫の外骨格にはキチン質が豊富に含まれています。

つまり体を大きくするには、それだけのキチン質が必要になります。これを摂取するにはキチン質を含む菌を摂取するのが一番だと思います。
と言うことは、幼虫は分解で出来た成分を食べているのではなく、菌もしくは菌の死骸を食べていると考えても良いのではないかと思います。菌糸瓶の場合にも菌を食べていると考えたほうが辻褄が合うのではないかと思います。
posted by みすてぃっく at 00:08| Comment(3) | TrackBack(0) | お勉強

2009年04月14日

【至急】御協力ください

仲良くして下さっているTOTOROさんからの御願いです。
たいした事は出来ませんが、私も微力ながら協力したいと思っています。
沖縄にいる可能性が高いとの事なので、沖縄在住の方、もしくは沖縄在住の方を御存知の方に御協力願えればと思います。
御協力頂ける方で顔写真・チラシ等を御希望の方は私からお送りさせて頂く事も可能ですので、私宛にメール(プロフィールのところ参照)下さって構いません。もちろん、TOTOROさん御本人に直接の御連絡をして頂いても構わないのですが、他に御協力頂いている方々からのメール返信などで忙殺されており、御返事が遅れる可能性もございます。
なにとぞ、宜しく御願い致します。
以下、TOTOROさんのブログにアップされていた内容をコピペしておきます。

********************************************************** 
皆さんにご協力を頂きたいことがございます。

実は、私の義理の姉(家内の姉)が重い病になりまして、

現在2度目の入院をしております。
この姉の長男が、行方不明で捜しております。

本当に私的なことで申し訳ないのですが、とてもお世話になった義理の姉でして、

何とかしてあげたいと考えておりました。

今回の入院で、その思いが強くなっております。

ネットとかでも帰宅後、随分さがしましたが、手掛かりがつかめません。

出来ましたら、ご友人(特に沖縄在住の方) の方々も含めて

助けて頂きたいと思っています。
 

本当に私的なことで申し訳ございません。

皆さんにご協力頂いただけることで、

姉の
安心と笑顔を与えてあげたいと思っております。
 
どうぞよろしくお願いします。

詳しい内容については、TOTOROに私信下さい。

アドレスは以下のとおりです↓

tokyo-totoro@nifty.com

どうぞ、よろしくお願い致します。
**********************************************************
posted by みすてぃっく at 10:08| Comment(1) | TrackBack(0) | 雑談

2009年04月02日

すみませ〜ん

ずっと放置ですみません。
仕事が忙しくて…虫の飼育もほぼ放置です。


もちろん、セットしたのも幾つかあったんですけど、忙しいから超適当でどれも産卵に至らず…。
いや、産卵したのかもしれないですが、ゼリーもすっかり空になってるのが多くて、もしかしたら産んでも食卵されちゃってるじゃないかというくらい、まともにお世話も出来てません。

と言うわけで、ここの更新もしないままで、それが長引けば長引くほど…
まぁ、見に来てる人はいないだろうなぁ
とか考えちゃって、ますます更新しなくなると言う悪循環に陥ってます。w

お世話できるほどのまとまった時間がとれなかったのですが、仕事の合間(移動中とか)などには色々な資料を読み漁ってたりしてないこともないです。
あ、でも虫自体の資料は全然読んでなくて、菌糸とか菌についてのものばっかりですけど。たらーっ(汗)

記憶能力がサッパリになってきて覚えていられないのでw、テキストとして入力したりして、PCのデスクトップがテキストファイルだらけです。 仕事の合間なので全部中途半端なものばかりですけども。w
もう暫くすれば仕事も落ち着いてくるんじゃないかと思うので、少しはまとめてアップしてみようかなと思ってます。
posted by みすてぃっく at 23:33| Comment(3) | TrackBack(0) | 雑談

2008年12月08日

TBH2008東京オフU

長らくの放置ゴメンナサイ。
先週土曜日ですが、TEAM BREEDING HEARTS 2008東京オフUがありました。

まずは、シンポジウムでの講演を行って頂きました小島先生、永井先生、隊長父さん、御礼申し上げます。ありがとうございました。
御参加頂きました皆様にも御礼申し上げます。ありがとうございました。
それから実行委員会の皆様お疲れ様でした。
今回も私は実行委員会のず〜っと隅っこの方ですが端役に加えて頂いておりましたが、御参加の皆様に御不便・御不快な思いをおかけしていましたらお詫び致します。素人のやる事ですので、そこは皆様の寛容なお心をもって一つ…笑ってお許し下さい。


それにしてもシンポジウムは凄かったです。
こんなに豪華な講師陣の皆様に、こんなに豪華な講演をして頂いてしまって…

今後のTBHのシンポジウムはどうするの?
って感じでした。w


懇親会、二次会も盛り上がりまして。
私はと言えば、色んな人から
「今日、おとなしいじゃん。どうしたの?」
なんて言われてましたが…

少しだけ、おとなしくしてたんですってば!

会計役も仰せつかってましたし…まぁ、途中から呑みだしちゃってましたけど。
それに…実際の会計時にはもう御一方の会計役に丸投げしてましたし。 w


で、二次会も終了。
まだイケる人達は当然のように三次会へ。w
これも非常に楽しませて頂きました。

その後、私は「リアルどこでもドア部隊」の男性お二人の宿泊先ゲットにお付き合い。
私としては話のタネにでも、殺人事件があったホテルとか、自殺が何回かあったホテルとか、じゃなければお二人仲良くラブホテルなんてのもいかがだろ〜か、なんて思ったとか思わないとか。
無事(?)に普通のビジネスホテルに呆気なく空室ありで、すぐにゲット出来てよかったですね。

お二人が部屋に荷物を置いてから、一緒に四次会会場を探しに。
他の方をお見送りに行ってたTOTOROさん達も合流しお店の中へ。

私は諸般の事情もございまして、四次会には参加せずにお先に失礼させて頂きました。
あの店、どうだったんだろう…私も1回も入った事ない店だったんですけど。たらーっ(汗)


と言うわけで、これにて終了です。
細かいオフレポは他の方が書いてくださるでしょう。w

お話できなかった方も大勢いらっしゃいましたが、また次回も宜しくお願い致します。
posted by みすてぃっく at 11:15| Comment(16) | TrackBack(2) | オフ会・イベント